ディスクカードイメージのチェックや管理に便利なソフト "FDS Study"。 ディスクシステム30周年を記念して、 作者のena様に新バージョンを作っていただきました! ご自身でディスクカードの吸い出し・管理を行っている方、ぜひどうぞ!
◆ディスクカードの仕様にまつわる、ついでのお話。 ディスクカードはクイックディスクという簡易的なフロッピーディスクがベースとなっている磁気媒体であるためか、 当時からコピー(ダビング)されやすいという欠点を持ち合わせていました。 このため、30年以上経った現在でも少なくない数のコピーディスクが出回っているようです。 コピーディスクは純正ではない偽物ディスクカードを使用しているものと、 本物のディスクカードの中身を入れ替えたものとが存在しています。 偽物カードは見た目が異なるためすぐ判ります。 カードの色が黒だったり、形状が少し違っていたり。 判りにくいものでは、カード下部の「NINTENDO」の刻印が少し異なっているものもあります。 よく見れば、存在しないアルファベットになっていたり。 問題は本物のディスクカードを用いたコピー品。 ゲームを遊ぶ分には問題ないため、そのままでは判別ができません。 じゃ、どうやって見分けるのでしょ? 偽物のディスクは、ディスクカードのデータをPCへ吸い出し (DUMP/リッピング) て、 このページで取り上げたFDS Studyや ROMチェッカー 等のソフトを用いることで判別が可能な場合があります。 そもそもPCへ吸い出す作業が大変ですが… これらのソフトでボリュームラベルとよばれる部分が確認できます。 これはPCのファイルでいうところの「プロパティ」にあたり、メーカーやゲームID、製造年月日などの出自に関する情報が記録されています。 コピー品によっては場合、ここの製造年月日や書換日、ディスクライターID、デバッグバージョンなど ゲームの動作と関わりが無い部分が省略されています。 ここが本来ありえない表示になっていればコピーディスク確定。 もっともボリュームラベルも含めて丸ごとコピーできる機材もあったようです。 さすがにそうなるとこの方法では判別できません…。 ↓ FDS Study ではないですが、せっかくなので有名?な簡易チェックツールのことについて。
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