ディスクシステム資料



◆ダビング(コピー)防止のためプロテクトされているゲームの警告画面


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ディスクカードはファミコンのROMカセットと異なり 磁気フィルムに記録されているメディアであるため、劣化によりいずれ読み取れなくなることが予想されます。
既に手持ちのソフトも数本起動しません。
エラー27めー!
ついでに手元のパソコン用フロッピーディスクも10年と経たずに読み込めなくなっています。うーん…。
(もっとも、湿度・温度・埃・紫外線・磁気を持つものに近づけない、等きちんと配慮して取り扱えばかなり長寿命らしいです。)

そしてもう一つ、ディスクシステム本体側も問題を抱えています。 本体のベルトもまた劣化が速く、こちらも数年経つとうまくディスクを読み込まなくなってきます。

そんなわけで、今後の事を考え、まだ起動する手持ちのディスクカードをせっせとPCへ吸い出し バックアップを取っています。
(なお同じタイトルでも細かくバージョンが異なるものが多いので、それらを調べるためという意味もあります。 一旦吸い出してしまえばPCで解析できるため。)

ところで以下の7タイトルは、ダビング(コピー)防止のために特殊な仕掛けがしてあり、 バックアップの取り方によっては見事そのプロテクトに引っかかります。

 ・とびだせ大作戦
 ・ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 (前編・後編)
 ・勇士の紋章 ディープダンジョン
 ・夢工場 ドキドキパニック
 ・麻雀家族
 ・スーパーロードランナー
 ・スーパーロードランナーII

このうち、 とびだせ大作戦、 新・鬼ヶ島、 勇士の紋章、 夢工場ドキドキパニック の4本はコピーしたゲームであることを感知すると警告画面が表示されます。



ちなみにとびだせ大作戦の警告文は、 初期のファイナルファンタジーシリーズを制作した伝説のプログラマー ナーシャ・ジベリ からのメッセージ。
ざっくり翻訳すると…

「私のゲームに興味を持ってくれてありがとう。
 しかし残念ながらこれは違法にコピーをすることはできない。
 そんな君に朗報だ。このゲームはお店で買うことができるんだ。」




なお、残りの 麻雀家族、 スーパーロードランナー、 スーパーロードランナーII には このような警告画面はありません。
こちらのサイトによれば、 内部ファイルのサイズが巨大すぎて その当時のコピーツールでは読み取り自体ができない、というプロテクトのようです。
…すぐに対応するコピーツールがつくられてしまったらしいですが。





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