Microsoft GS WavetableSynth
|
まずはWindows標準の音源。サンプルMIDI曲はこれ用に作ったので、これが比較のベースとなるバランスです。
といっても、細かく作り込むと他の音源でのバランスの崩れ方が大きくなるので、
かなり大雑把で軽めの調整に留めています。
|
|
---|
Roland VSC1
|
Microsoft GS Wavetable Synth が少し豪華になった感じ。
そもそもMicrosoft GS 〜自体がRolandの音源を元に作られているそうなので、似ているのも納得。
このVSC1はソフトウェア音源「VSC-88」の後継版。以前VSC-MP1として販売されていたものと音源部分は同一だと思います。
当VSC1自体の単独販売は無く、作曲ソフトのSinger Song Writer シリーズ内に収録されています。
|
|
---|
Roland SC-88Pro
|
1990年代後半に登場した名音源。個人向けの製品だがプロでも愛用者がいたようです。
通信カラオケの音源部にもこれが使用されている、ものもあるらしい。
今回は互換性とバランスをみるために汎用MIDIを鳴らしていますが、このSC-88Pro専用の音色等を用い、
専用エフェクト等を駆使してきちんと調整すれば化けます。
|
|
---|
SC-88Pro SC-55モード
|
ついでに、SC-55のバランスと音色を再現するモードでもお試し。
同じSC機種なので他の音源ほどの差はありません。
|
|
---|
EDIROL SD-90 GM互換モード
|
今回取り上げるMIDI音源の中では音色は最上級品。
…なのですが、残念なことにこれ、一般的なGM音源とのバランス的な互換性に乏しく、多くの曲で音の強弱が思いっきり崩れます。
このSD-90は、専用のNativeモード用にMIDIを作ると真価を発揮します。Native専用と割り切って使うべき。
|
|
---|
SD-90 GS互換モード
|
GS互換モードでは音色やバランスはSC-55などのGS音源系に近くなります。なので音色はかなり変化します。
そもそも、わざわざSD-90を用意して、聴くのがGS互換曲なんてもったいない。
それならばGS専用の音源を買いましょう…。
|
|
---|
SD-90 (リベンジ)
|
上二つの結果があまりにも不甲斐ない勿体ないので、SD-90用に調整したものも特別に用意。
SD-90の特徴として、最初から音響が強めになっています。
全体に響きが強いため綺麗に聞こえやすいですが、反面細かいところは聞き取り辛い傾向にあります。
この音源、このようなポップス系の曲よりもオーケストラの再現を目指すほうが実力を発揮しやすいです。
Nativeモードで、単独の音色をそのまま使うよりも、オーケストラとして各種音色を組み合わせることでそれっぽく聞こえる音源なのです。
|
|
---|
EDIROL Hyper Canvas
|
SD-90をGM2/GS規格に特化したような感じの、プラグインタイプのソフトウェア音源。
かつて単独販売されていましたが、現在は作曲ソフトのSinger Song Writer シリーズ内に搭載されています。
SD-90に近い音色ですが、Hyper CanvasはGM2&GS規格の音源なので
一般のMIDI曲を鳴らす場合でもSD-90よりも音量バランスが良く、扱いやすい印象です。そしてSD機に近いため音色そのものも綺麗。
|
|
---|
YAMAHA MU-100
|
今回のMIDIファイルとはバランスの相性が悪かったが、実は制作者にとってはかなり扱いやすい音源です。
音のリアルさ・綺麗さよりも全体のバランスと扱いやすさが重視されている印象の音源です。
MIDI音源を最初に手にするならこれ! 調整の反応がダイレクトで分かりやすいのでエフェクトのかけ方などの勉強に便利。
|
|
---|
SGM-V2.01
| こちらはこれまでのものとちょっと異なる、無料で手に入るサウンドフォント。
単独のMIDI音源ではなく、音色だけのファイル集合体なので、私はVirtualMIDISynthに取り入れて使っています。
音や音量のバランスがWindows標準シンセにまずまず近い感じ。何より、音が綺麗です。無料なのに。
ストリングスが特に綺麗。
初めてMIDIに携わる人は、とりあえずこれを使ってみるといいかと思います。
お金かからないし!
|
|
---|